公務員から民間企業へ転職し、小学校入学を見据えた引っ越しのタイミングで退職した後、小学校入学まであと半年間という時期。
次のステップを見据えて挑戦したのが「完全オンラインの職業訓練」でした。
実は公務員を退職した際も職業訓練を検討していたのですが、公務員は雇用保険に加入していないため、失業手当をもらいながらの受講ができず一度断念した経緯があります。今回はそのリベンジとなりました!
「在職中での申し込みスケジュール」「高倍率の選考Zoom面接」「失業保険の延長と最短受給」「退職後に夫の扶養に入れなかった盲点」など、受講スタートまでのリアルな手続きの全貌をまとめました。
失業手当をもらいながら「求職者支援訓練」を受講した理由
職業訓練には大きく分けて2種類あります。
●公共職業訓練: 主に雇用保険(失業保険)を受給している人を対象とした訓練
●求職者支援訓練: 主に雇用保険を受給できない人を対象とした訓練(給付金制度あり)
2種類のうち私が選んだのは「求職者支援訓練」でした。
理由としては、受講したい内容の訓練が「求職者支援訓練」として募集していたという単純な理由です。
本来は雇用保険がない方向けの制度ですが、ハローワークで受講の必要性が認められれば、失業手当を受給しながら受講することが可能でした。
多種多様な講座から「事務 × 完全オンライン6ヶ月コース」を選んだ基準
退職まであと数か月となった時から、ハローワークの検索サイトをちょこちょこチェックし、どんなコースがあるのか、過去の倍率などをリサーチしていました。
幅広い分野の講座がたくさんありましたが、以下の軸で絞り込みました。
●受講スタイル:完全オンライン
通学が必須のコースがほとんどでしたが、育児や引っ越しと両立するため、通学時間のないオンライン(※育児や介護など通学困難な理由がある人が対象)を選択。
●講座内容:実務に直結する事務スキル習得コース
応募することに決めたのは「実務で役立つ事務・PCスキル養成」といった内容のもの。
これまで積み上げた事務経験をさらに磨き、管理部門でのキャリアを手堅くするために選びました。(併願はできないため、今回の選考結果が不合格だったら、次回の募集期間で別途申込をするかたちでした。)
私がほかに魅力的だと感じたのは、Webデザインのコース。
将来的に在宅でもできて、手に職をつけて独立もできる可能性があるという点では魅力的でしたが、全くの未経験からのスタートで、ついていけなかったらどうしよう…という不安もあり手堅く事務のコースへ。
また、ネイリストやフィットネスインストラクターの講座など、個人的に習得出来たら面白そうだなと思う講座もたくさんありました!
●期間と訓練時間:6ヶ月コース・週20時間程度
職業訓練の実施期間としては、コースによって3か月で終了するものから2年間のものまでありました。
長期のコースは、当時4月始まりの募集しかなく、小学校入学前の半年間をどうにか活用したかったため、8月末退職に合わせて9月開講のコースに応募することに。
※倍率が高いため、落ちたら10月開講で再チャレンジする計画でした。
訓練時間としては、6ヶ月コースで週20時間程度・平日1日4時間勉強するものを選びました。(3か月で同じペースだと少し物足りなく感じるかな?と思い6ヶ月を選択)
申し込みから選考・合格までの怒涛のスケジュール
申込当時は在職中で、引っ越しの物件探しもあり、限られた時間でハローワーク通いと書類準備をこなすタイトなスケジュールでした。
スケジュール
●7月下旬(募集開始直後):ハローワークで申込方法を確認
訓練募集期間は2週間。
応募したい講座は決まっていたので、募集開始直後に管轄のハローワークへ行き、申し込み書類一式を受領。
その際、職員の方に「応募前に施設見学会に参加してください」と勧められ、募集チラシ記載のQRコードからオンライン施設見学会を予約。
●8月上旬:施設見学会への参加と選考書類提出
施設見学会の案内がメールで届き、Zoomで参加。なんとなく訓練のイメージを掴むことができました。
その後、正式に申し込むため、応募書類一式(手書き)を作成し、募集締め切り数日前にハローワークへ提出。
ハローワークの職員の方に不備がないかとか一通り確認してもらいましたが、応募書類の志望動機や就職への意欲などの項目について、職員の方から「少し内容が薄いかも……倍率も高いし、受かるかはなんとも言えない」とリアルな洗礼を受けました。
(タイムリミットが迫っていたのと、手書きものもをまた一から書き直す気力もなかったためそのまま提出しました 笑)
ここで冷や汗体験が。
ハローワークに応募書類を募集期間以内に提出したら完了!と思っていたのですが、訓練先への書類郵送(募集期間内必着)が必要なことが判明。
事前に訓練先に応募したいのでこれから書類を郵送する旨の電話連絡をいれて、大急ぎで郵便局に持ち込んで速達発送しました。
●8月中旬:Zoom選考面接
無事に応募書類は先方に届き、事前に募集チラシにも載っていた日程で選考面接をすることに。
当日は訓練先の担当者2名とZoomで約10分のオンライン面接。
「志望動機」「修了後の希望職種」に加え、「訓練時間(週20時間・平日1日4時間ペース)の学習時間をどう確保するか」を確認された記憶があります。
オンライン受講は、子育てなど通学できない理由があっての参加だからこそ、「1日の何時から何時で4時間を確保するのか」を具体的に伝えました。
10分しか時間がなかったので面接はあっという間に修了しました。
●8月下旬:選考結果通知と受講手続き
ハローワークの職員の方には応募書類の内容は薄いと言われ、面接の10分はあっけなく終わったので、合格は難しいかも…と内心諦めていたところもありますが、無事にメールで合格通知をもらうことに。
その後、ハローワークの担当の方に連絡し、「開講日の前日にハローワークに手続きをするので来てください」と指示を受ける。
後日、開講日前日にハローワークに行き、「受講指示」という手続きを行いました。
受講開始後は月に1回、事前に指定された日にちにハローワークに行く必要があるため、次回の来所時間を決めて終了。
●9月上旬:訓練スタート
失業手当の手続きと「扶養に入れなかった」痛恨の盲点
●在職中合格だったため、雇用保険手続きは後追いで対応
訓練申込~選考合格時点ではまだ在職中だったので、雇用保険関係の手続きは退職後にすることに。
受講開始時には退職していたものの、元勤務先から離職票が届いてなかったので、正式な雇用保険受給は別途手続きを進めました。
なお、この時期に引っ越しをして、管轄のハローワークも別になるということで、引っ越し前のハローワークと引っ越し後のハローワークにそれぞれ連絡をして、住所変更の手続きをしました。
●職業訓練の受講で「待期期間なし&給付期間の延長」に!
本来なら自己都合退職だと失業手当の給付制限(待期期間)がありますが、職業訓練を受講することで最短で受給開始となりました。
また、私の所定給付日数は約90日でしたが、受講期間中の6ヶ月間はずっと給付期間が延長されて受給できたため、生活費の面で本当に助かりました。
【要注意】夫の扶養に入れず、国保・年金の出費が痛手となった話
ここが最大の盲点でした!
退職後は「夫の扶養に入ればいいや」と軽く考えていたのですが、失業手当の日額が基準を超えていたため、扶養に入ることができませんでした。
結果として、自分で役所で手続きして国民健康保険料と国民年金保険料を支払うことになり、毎月まとまった支出が発生。
失業手当はもらえるものの、手取り感覚としてはかなり痛い出費となりました。
これから退職・受講される方は事前の計算を強くおすすめします!
まとめ|スケジュール管理と事前リサーチが合格の鍵
在職中の申し込みはかなりタイトでしたが、
●事前に情報収集をしておくこと
●募集期間は意外とタイトなスケジュールなので募集開始直後にすぐ動くこと
●施設見学会に参加し、時間の短い面接では「志望動機」や「育児との両立方法(学習時間の確保)」を端的に伝えること
を意識したことで、高倍率の完全オンラインコースに一発合格することができました。
次回は、実際に受講が始まってからの「オンライン訓練の実態」「カリキュラムや課題」「幼稚園児との両立スケジュール」についてお届けします!

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