【公務員から未経験経理へ】未就学児ワーママが公務員退職後に「紹介予定派遣」の仕事を選んだ話

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公務員を退職し、4歳の娘を育てながら挑戦した未経験からの経理職への転職活動。

「未経験からいきなり正社員になれるのか?」「子育てと残業の両立はできるのか?」「保育園を退園にならずに転職先を決められるのか?」など、数々の不安や葛藤がありました。

結果として、私はあえて最初から正社員を目指すのではなく、「紹介予定派遣」をステップにして実務経験を積む道を選びました。

保育園の手続きから、雇用形態の選び方、リアルな選考内容、そして実際に働いてみてよかったことや、予想していなかった「四半期決算と子育てイベントのバッティング」まで、未経験経理転職の一部始終をまとめました。

前職の公務員在職中に簿記2級を取得し、退職後に転職活動をスタートしましたが、
まずは保育園の利用要件を「就労」から「求職」へ変更する手続きが必要でした。

当時住んでいた自治体では、求職要件で預けられる期間は最長3ヶ月。
「3ヶ月以内に転職先を決めて就労証明書を提出しなければ退園になってしまう」というタイムリミット付きのスタートでした。

転職活動では、最初は転職エージェントに登録し正社員の経理職を目指していました。
多くの求人で「日商簿記2級」が必須条件となっており、資格を取っていなければ土俵にすら立てない状態だったので、簿記2級を取得していてよかったと感じました。

しかし、情報収集を進めるうちに以下のような懸念が出てきました。

●未経験正社員の責任の重さと残業リスク(子育てとの両立が不安)

●もし社風や業務が合わなかった場合、簡単に辞められないリスク

そこで、「まずは派遣として経理の実務経験を積み、徐々にステップアップしていく」という戦略に切り替えました。娘が保育園の期間中は、しっかり経験を積めるフルタイムで働こうと思いフルタイムで求人を探すことにしました。

設定した希望条件は以下の3つでした。

●勤務地:自宅から30分以内

●残業:原則なし

●在宅勤務:週1〜2日でもあれば嬉しい

複数の派遣会社で求人を探していたところ、ありがたいことに応募から1ヶ月以内で2社から内定をいただくことができました。

【内定先A:食品メーカー(3年満期派遣)】

勤務地:自宅から徒歩20分

働き方:週4日在宅勤務OK

業務内容:経理補助(特定の一分野の定型業務をひたすらこなす)

キャリア:社員登用制度なし

【内定先B:不動産開発会社(紹介予定派遣)】

勤務地:自宅から電車で20分

働き方:半年後に契約社員登用(フレックス制・週2在宅可)

業務内容:経費精算から決算補助まで幅広い経理実務

キャリア:最長5年満期の契約社員(正社員登用制度あり)

在宅日数の多さではA社が魅力的でしたが、「幅広い経理実務を経験できること」「将来的に直接雇用のステップがあること」を重視し、B社(紹介予定派遣)への入社を決めました。

2社で選考の進み方が大きく異なっていたのも印象的でした。

A社(通常派遣):
派遣会社の担当者主導の「面談」1回のみ。質問に答える程度で即日内定。

B社(紹介予定派遣):
1次面接 ➔ SPIテスト ➔ 最終面接(対面)と、ほぼ正社員転職と同じ選考フロー。

●面接でアピールしたこと・評価されたこと
簿記2級は大きな武器になったと思います。
最終面接で現場の経理担当者から「簿記2級を持っているのは即戦力として心強い」と言っていただけました。

●これまでの事務経験の再現性
公務員時代に培った「ミスなく正確に処理する力」や「スケジュール管理能力」を伝えたことで、未経験でも安心感を持ってもらえたと感じています。

半年間の派遣期間を経て、予定通り直接雇用の契約社員へ登用されました。
希望していた通り、経費精算から決算補助まで幅広い業務を任せてもらえるようになり、経理としての実務経験をしっかり積むことができました。

直接雇用になって、フレックスタイム制と週2回の在宅勤務が使えるようになり、子どもの急な体調不良や通院時などにスケジュールを調整しやすくなったのはよかったです。

一方で、直接雇用になって実感したのが「経理特有の繁忙期と、子育て行事の見事なバッティング」でした。
四半期決算(3ヶ月ごと)のピークが、ことごとく家庭の重要イベントと重なってしまったのです。

●4月(本決算)
子どもの進級・進学のバタバタと本決算のピークが重なり、家庭も仕事もキャパオーバー気味に。

●10月(第2四半期)
月初の土日に休日出勤が発生。2年連続で娘の運動会とぶつかり、運動会の朝と参加した後に業務対応することになりました。

●1月(第3四半期)
年末はぎりぎりまで決算準備を行い、年始早々の締め切りに追われ、1月の3連休は休日出勤・私の誕生日も毎年決算対応でつぶれてしまいました。

さらに通常時でも突発的なトラブルや急ぎ案件があると、自宅で子どもを寝かしつけた後に対応することも増えていき、両立が難しいなと感じるようになっていきました。

社内の正社員登用試験について詳しく確認したところ、正社員になると「今の部署(経理)以外の全く別の部署へ異動になる可能性がある」という事実が判明。
経理の専門性を追求したかったこと、そして多忙なスケジュールの中で迎える娘の「小学校入学(小1の壁)」を見据え、娘が年長の途中で退職する道を選びました。

「未経験から経理になりたいけれど、いきなり正社員はハードルが高い」「育児と両立できるか不安」という場合、派遣を活用して実務経験を作るのは非常に有効な選択肢だと思います。

●簿記2級を取得して応募のチャンスを広げる

●派遣や契約社員で実務経験を積む

●ライフステージや働き方の変化に合わせて、次のステップを見極める

思い通りにいかない部分や、仕事と育児の両立の葛藤も含め、紹介予定派遣~契約社員で積んだ実務経験は、その後のキャリアにおいてかけがえのない土台になったと感じています。

なお、契約社員の退職後は、小学校入学を見据えて引っ越しをすることになりました。
引っ越し先で保育園の空きがなかったこともあり、小学校入学までの期間は娘は幼稚園に転園することになり、その間、私は職業訓練を受講して学び直しをすることを決意しました。

年長の途中で幼稚園を転園することになったことや、幼稚園に通わせながら職業訓練を受講した体験談は別の記事で投稿したいと思います。